「無料で旅行する」日本で食い逃げして捕まったユーチューバーの最後

① 無料で日本を旅行したというユーチューバーの動画が話題

無料で日本を旅行する方法として、無賃乗車や無賃食事をするユーチューバーが議論になっている。
キプロス出身のユーチューバー、フィディアス・パナヨトゥは238万人の登録者を持っている。
彼は先日「私は日本を無料で旅行した(I Travelled Across Japan For Free)」というタイトルの動画を公開した。

このユーチューバーは他の3人のユーチューバーと共に新幹線やバスなどを利用し、料金を支払わずに無賃乗車した。
無料旅行をすると紹介した後、3人と1万ドルの賭けをしたと主張した。
彼らは新幹線に乗車した後、トイレに入っていた。
降車時に駅員がチケットを見せるように求めたところ、体調が悪いと偽り駅員を突き放して逃げた。他の列車に乗るために身を投げ出すこともあった。

無料で列車に乗った後、彼らは通りすがりの日本人にバスのチケットを乞うようになった。80円足りず、バス内に閉じ込められた。
結局、警察に連行され、5時間拘束された後に解放された。
彼らは5つ星ホテルで朝食を利用するために宿泊客を装い、自分がホテルに宿泊しているかのように演じて朝食を食べた。
その後、ユーチューバーは「私たちは何の問題もなくホテルを出て行くことができる」と豪語した。

この動画がいつ撮影されたのか、彼らがまだ日本に滞在しているのかは不明である。
問題の動画は25日にYouTubeガイドライン違反で削除された。

② 誠意のない謝罪で議論がさらに加熱

この動画が公開されると、日本のネットユーザーは怒りを表明した。
新幹線を運行しているJRは法的措置を取ると発表した。
JR九州の古宮社長は26日に記者会見を開き、「本当に迷惑をかけた。これは犯罪行為だ」と語った。
彼は動画を視聴し、現在警察と協議中だと述べた。

ある日本のネットユーザーは「私たち日本人は静かだと批判されているが、それは他人への配慮から来ている」とし、「しかし、相手が私たちに対抗するなら、私たちは全力で立ち向かう」と語った。
また別のユーザーも「他の国では犯罪がただのジョークとして受け取られるのか」「また一人、イラつくユーチューバーが海外から現れた。このフィディアスと他の3人も絶対に逮捕すべきだ」「日本人の親切さと礼儀正しさを利用して食べているあなたのような人間には腹が立つ」という反応を示した。

日本のネットユーザーの怒りが続く中、ユーチューバーは動画のコメントで「こんにちは、美しい皆さん。私たちが皆さんを不快にさせたなら、日本の皆さんに謝罪する。それが私たちの目的ではありませんでした」と述べた。
彼は自分を「プロのミスメーカー」と表現し、誠意のない謝罪の言葉を伝えた。
ユーチューバーの謝罪により、議論はさらに激化し、日本のネットユーザーは誠意を示すために動画を削除するよう要求した。

彼の動画は24日の正午頃、YouTubeガイドライン違反で削除された。

③ 空港でも乞食しながら生活

日本で無料で旅行する方法を紹介する動画をアップロードし、議論になったが、このユーチューバーの行動はここで終わりではなかった。
ユーチューバーは29日に「私は空港で10日間無料で生活しました」というタイトルの空港でのホームレス生活の動画をまたアップロードした。
彼はシャツを着ていない状態で動画に登場し、空港の人々にシャツをくれるように頼んだ。
なんと30人以上の人々にシャツをく頼んだと紹介した。

空港に捨てられたものを食べ、服やネックピローなどを拾って使った。
人々に空港で無料で食べ物を得る方法について尋ねたりもした。
彼は空港での生活が楽しいと言い、これは自分にとって休息のようなものだと語った。

議論が起きたばかりで、再び同様の動画を公開したユーチューバーの行動に対して、批判の声が高まっている。
ユーチューバーは該当の動画に「過去の全ての動画で私の違法行為と行動により傷つけたことを心から謝罪する。私は教訓を得て、今後更なる成長を約束する」というコメントを残した。

ユーザーからは「あなたの国では『意図しなかった』と言えば犯罪を犯せるのですか？」「日本以外の他の国では犯罪を続けてもいいのか？」「教育を受けていない人々が他の国で犯罪行為をしたら、現地の人々はどう思うか？」といったコメントが寄せられた。

この動画には4000件以上のコメントが付けられている。しかし、ユーチューバーは動画を削除せず、依然として公開している。