設計担当者「最近のトレンド」と説明
韓国の公衆トイレで、天井がガラスになっていることが問題となっている。用を足す人の様子がそのまま反射されてしまうためである。
天井に採光効果のあるガラスを使ったのは、明るさを確保するためだと説明されているが、設計段階でこのような問題を全く考慮していなかった点に対し批判の声が上がっている。
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出典:連合ニュース
報道によると、このサービスエリアのトイレにはガラスの天井が設置されており、トイレの個室の様子がその天井に反射する現象が起きているという。昼間は日差しが入るため内部が見えないが、夜になると照明が反射することでこのような問題が発生している。
京畿道(キョンギド)に住むA氏も先月24日午後9時頃、当サービスエリアに立ち寄った際、ガラス張りの天井を見て驚いたと述べた。A氏によると、トイレの個室の外にいた息子が、天井のガラス越しに用を足す様子をすべて見てしまった。
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出典:連合ニュース
このような事態は女子トイレでも起きていた。
A氏は聯合ニュースに「トイレを利用する際、幸い他の人はおらず、息子が反射現象を発見した」とし「誰が見ても不快感を覚える状況だと思う。性的しゅう恥心まで感じる」と訴えた。
さらに、大きな問題は、このような状況にトイレの設計を担当した建築事務所はもちろんのこと、高速道路の運営会社や管轄官庁も気づいていなかった点だ。市民からの通報を受けるまで、設計過程やオープン前の検収作業で誰も確認しなかったのである。
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「ガラスの天井」トイレを設計した建築事務所の責任者は、この件に関して「採光効果のあるガラスで天井を作った」と述べ、「天井から光が入るような環境に優しいインテリアが最近のトレンドだ」と説明した。
そして「東海(ドンへ)にある某サービスエリアにもこのようにガラスの天井を作った覚えがある。サービスエリアにはこのような作りのトイレが多い」と付け加えた。
ただ「反射現象は予想していなかった」と話した。
遅ればせながら、事態を把握した管轄官庁などの関係機関は、聯合ニュースを通じて早急に措置するとの立場を明らかにした。
一方、抱川和道高速道路は、京畿道抱川市蘇屹邑と京畿道南楊州市和道邑倉峴里を結ぶ首都圏第2循環高速道路で、先月7日にオープンした。
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