最近、自家製キムチを漬けて食べるというアメリカ人

キムチはアメリカで徐々に普及している。キムチの輸出市場は大きく成長している。
2017年の8千万ドル水準から昨年は1億4千万ドルで2倍近く跳ね上がった。
数量も2010年の2万3千トンから昨年は4万1千トンで75%成長した。

特にキムチはコロナ19以降、免疫力強化食品として注目され、米国内で認知度が急上昇した。
また、韓国ドラマ、映画など韓流ブームに支えられてキムチが注目されている。

大田は韓国のキムチ輸出の半分を担当しているが、最近3年間、大田の「宗家キムチ」の売上が最も急速に増加した国は米国。
米国は世界で2番目に宗家キムチが多く売れる国である。

2019年比2022年の米国内の宗家キムチの売上増加率は270%に達する。
昨年基準、韓国から米国に輸出されるキムチの約70%は宗家キムチだ。
2021年からウォルマートに入店し、現地人の需要が大幅に増加した。

大象は昨年、食品業界で初めて米国にキムチ工場を完成させた。 ロサンゼルス近郊のシティ・オブ・インダストリーズに約3,000坪規模の工場を建てた。
ここでは年間2000tのキムチを生産することができる。米国現地に大規模なキムチ生産設備を備えた韓国食品企業は大象が唯一。

大象は設備及び施設を拡充し、2025年までに米国現地食品事業の年間売上高100億円達成を目標としている。

③ アメリカでも「キムチの日」を制定

11月22日はキムチの日。2020年に韓国がキムチの宗主国であることを知らせるために制定された法定記念日だ。
キムチの多様な材料一つ一つが集まって22種類以上の効能を作り出すという意味を込めて11月22日に指定された。

キムチの日は世界中に広がっている。2021年の米国カリフォルニア州を皮切りに、バージニア州、ニューヨーク州、ミシガン州、ワシントンD.C.などで「キムチの日」が制定された。
今年4月、米国下院でキムチを記念する日を指定しようという決議案が再提出された。
米国共和党のヤング・キム下院議員が、11月22日をキムチの日に指定することに対する支持を表明する決議案を提出した。
決議案の提出には、韓国系議員を含む10人の議員が共同参加した。

決議案は「キムチは長く豊かな歴史を持つ韓国料理の伝統食品」であり、「2023年は韓国移民が米国に初めて到着してから120周年になり、米韓同盟70周年を迎える年」という内容が盛り込まれている。
また、「米国でキムチに関連する食品やレストランのメニューが増え、韓国系以外の消費者の間でもキムチに対する関心が広がっていることから分かるように、キムチに対する関心の高まりと人気は多文化交流の肯定的な事例である」と付け加えた。

昨年7月、米国議会で民主党のキャロリン・マローニー元下院議員の主導でキムチの日指定決議案が初めて提案されたが、会期終了で廃棄されたことがある。