(出典: アップル)
今年の下半期、アップルは様々な新製品を発表している。まず、9月には新たにiPhone 15シリーズを公開した。チタンフレーム、テトラプリズム方式を用いた5倍ズーム望遠カメラ、USB-Cポートなど、ハードウェアの多岐にわたる変化が見られた。
10月17日(現地時間)には新しいアップルペンシルを発表した。既存の2世代製品から筆圧感知機能やダブルタップ機能を除外し、USB-C充電端子を搭載して価格を下げた。新しいアップルペンシルは、11月から公式販売を開始する予定だ。
さらに、アップルは10月30日(現地時間)に新たなイベントを控えている。イベントに関する具体的な情報は未公開だが、新しいiMacやMacBookなど、新たなMacシリーズが公開されると予想されている。
新しいエアポッド・エアポッドプロ・エアポッドマックスはいつか
(出典: アップル)
先述した製品以外にも、多くのユーザーが待ち望んでいる製品がある。それは新型の’エアポッド・エアポッドプロ’と’エアポッドマックス’だ。次世代エアポッド製品群はいつ発売されるのだろう。
その疑問を解消する新たな情報が公開された。10月25日(現地時間)、ブルームバーグ通信のマーク・ガーマンは、アップルがエアポッドの全ラインアップを更新する予定だと伝えた。
まず、エアポッドはモデル全体に変化があると予想されている。現在、エアポッドは2019年の2世代製品と2021年の3世代製品の二つが販売されている。しかし、マーク・ガーマンは新しいエアポッドが発売されると、これら二つのモデルは段階的に廃止されると予想した。
(出典: アップル)
その代わり、エアポッド4世代は二つのモデルで発売される見込みだ。この噂が事実であれば、同一世代でのクラス分けは初めてとなる。マーク・ガーマンは、エアポッドよりもANC(アクティブノイズキャンセリング)機能を備えたエアポッドプロの需要が高く、これを克服するための対策として二つのバージョンで発売する可能性が高いと説明した。
二つのモデルを区別する基準は製品の’性能’だ。二つのうち価格が高いモデルはANC機能とより優れたスピーカー仕様を備えると予想される。
全体的な性能やデザインは、エアポッドとエアポッドプロの中間レベルと推測される。マーク・ガーマンは、二つのモデルともにステム(柱)が短くなり、交換可能なチップがないと予想した。
(出典: digital trends)
では、エアポッドプロはどうだろうか。新しいエアポッドプロは、様々な健康機能をサポートすると予想される。アップルはこれのために新たな聴力テストを行っていると報じられている。聴力テストは、文字通りユーザーの聴力を測定する機能だ。エアポッドから様々な音と音色を再生し、ユーザーの聴力状態を把握することができるという。
聴力測定に加えて、体温測定機能もサポートするとの見通しも出ている。エアポッドプロに組み込みの温度センサーを搭載し、外耳道の温度を測定する方式を使用すると予想される。体温測定は健康状態を把握する上で重要な役割を果たすため、実際に導入されると使用範囲が広がると思われる。
次世代エアポッドプロでは新しいチップセットを使用する可能性が高い。現在のエアポッドプロ2世代はアップルのH2チップを搭載している。
エアポッドマックス、大きな変化はないだろう
(出典: アップル)
エアポッドやエアポッドプロと異なり、エアポッドマックスには大きな変化はないと予想される。エアポッドプロ2世代のようにライトニングポートの代わりにUSB-Cタイプを採用し、新たな色のオプションを発表するという噂だけが出ている。
3年以上新型エアポッドマックスを待っていたユーザーにとっては、やや残念なニュースかもしれない。アップルは2020年12月以降、次世代モデルを発表していない。新製品はもちろん、別のソフトウェアアップデートもなかった。今年6月に開催されたWWDC年次開発者会議でiOS 17を公開し、エアポッドとエアポッドプロに新機能を予告しただけだ。IT専門メディアThe Vergeは、来年公開されるMRヘッドセットビジョンプロとペアリングしてロスレスオーディオをサポートすることを望むという立場を明らかにしたが、実際の導入の可能性は未知数だ。
いつ頃発売されるのだろうか
新しいエアポッドとエアポッドマックスは、2024年末に発売されると予想されている。エアポッドプロはこれより1年遅れの2025年頃に発売されると見られる。ただし、これらのスケジュールはあくまで推測なので、実際の発売時期は変わる可能性がある。
テックプラスエディター キム・ハヨン
tech-plus@naver.com
コメント0