世界の自動車輸出量1位の国はどこだろう。それは日本だ。昨年1月から11月までの日本の自動車輸出台数は320万台で、2位の中国を9万台リードして1位を維持している。 問題は、前年比で輸出台数が急激に減少したことだ。 一方、中国は前年比54.4%増加した。 その分、中国の成長が怖い。
これは中国が最近、電気自動車を中心に急激に成長しているからだ。 特に中国は電気自動車企業ビヤディ(BYD)を中心に世界の電気自動車市場を主導し、急成長を遂げている。 実際、エネルギー専門市場調査機関SNEリサーチによると、今年1~8月に各国で新規登録された電気自動車台数は合計870万3000台で、そのうち21.1%がビヤディの車両で1位を占めた。2位はシェア13.5%のテスラで、世界的な電気自動車ブランドと評価されるテスラも追い抜いた。
電気自動車の重要性を認識した日本企業がモーターショーに電気自動車を前面に打ち出す。
カヨイバコのコンセプトカー(出典トヨタ)
世界市場で電気自動車の重要性を認識したかのように、最近、電気自動車市場で比較的「遅咲き」と評価されていた日本企業が足早に動いている。 これまで日本企業はハイブリッド車や水素車を前面に出し、比較的電気自動車市場で遅れていると評価されていた。
しかし、10月25日に東京で開幕した日本最大のモーターショーである「日本モビリティショー2023」で、トヨタやホンダ、日産など日本の主要自動車メーカーは様々な電気自動車のコンセプトカーを公開し、注目を集めた。まず、トヨタはこの日、電気SUV「FT-3e」と電気スポーツ「FT-Se」、ミニ電気バン「ガヨイバコ」などを公開した。
日産もトヨタと同じく、乗用車とSUV、スポーツミニバンなど4種類の電気自動車を一斉に公開し、注目された。 しかし、この場で過去の栄光を電気自動車時代に再び享受するために、特別なコンセプトカーを公開した企業があった。 その主人公はホンダだ。
20年ぶりにスポーツカーとしてコンセプトで復活したプレリュード…どんな姿になるのか。
新型プレリュード(出典:ホンダ)
ホンダはこの日のモーターショーで2ドアのスポーティな新型プレリュード(Prelude)の電気自動車モデルをなんと20年ぶりに公開した。プレリュードの初代モデルは1978年に発売され、大きな人気を博した。 その後、2代目は1983年に公開され、30万台以上販売され、順調な成績を収めた。 しかし、1990年代に入ってから販売量が急落し始め、結局ホンダは2000年代に当該モデルを廃止した。
しかし今年初め、ホンダがプレリュードの商標を再登録したことが報じられた後、同社がこのモデルを再び発売するという噂が出始めた。 そして今、噂の元となった車両のコンセプトカーが公開された。 新しいプレリュードはハイブリッドパワートレインを搭載した4人乗りのスポーツクーペだそうだ。 2ドアのデザインは前世代のプレリュードをそのまま受け継いでいる。
1代目プレリュード(出典:ホンダ)
もちろん、デザインは以前よりも柔らかく、曲線を強調したのが特徴のようだ。 ホンダR&D自動車部門総括エンジニアの山上智之氏によると、プレリュードのデザインは、ほとんどのスポーツカーとは異なるところからインスピレーションを得たそうだ。 多くのスポーツカーは戦闘機のようなところからインスピレーションを得てデザインしている。しかし、プレリュードは環境に優しい電気自動車というコンセプトに合わせて、無動力グライダーからインスピレーションを得てデザインされたそうだ。
まだコンセプトカーの仕様は「秘密」…量産時期は2025年前後のようだ。
新型プレリュード(出典:ホンダ)
公開されたプレリュードモデルはまだコンセプトカーに過ぎないため、車両の性能に関する情報は詳しく公開されていない。 ただ、山上総括エンジニアは、社内テストでエコの目標を十分に達成していると自信を見せている。 もちろん、コンセプトカーなので、製品化されない可能性も指摘されている。しかし、複数の海外メディアはこの製品の発売の可能性を高く評価している。
そもそも会場に公開されたコンセプトカーも車両のヘッドランプが作動する状態であり、両側にサイドミラーが完全に装着されており、すでに生産準備が整ったプロトタイプに近いという評価が多かった。 また、ホイールも実際の道路で見られる20インチのホイールを装着していたそうです。 ホンダも製品の量産時期を正確に明らかにしなかったが、2025年前後になる可能性があることを示唆している。 もちろん、正確な時期は変動する可能性もある。 そのため、今後のニュースに引き続き注目する必要がありそうだ。
テックプラス編集者 イ・スヒョン
tech-plus@naver.com
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