韓国の研究者達が新たな超伝導「PCPOSOS」を作ったと主張し、世界が再び注目している。
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出典:聯合ニュース
5日、X(旧ツイッター)、韓国・聯合ニュースの報道などによると、常温・常圧超伝導体と主張されている物質「LK-99」の研究に名を連ねた米国のウィリアム・アンド・メアリー大学のキム・ヒョンタク研究教授は、4日(現地時間)午前8時12分、米国のミネアポリスで開かれた米国物理学会(APS)3月学会の超伝導体セッションに参席した。キム教授はこの日の学会で常温・常圧超伝導体と主張する別の物質PCPOSOSの研究結果を発表した。
キム教授は発表を行ったが、PCPOSOSの実物公開はしなかった。サンプルの公開はなかったが、キム教授は映像を通じ、この新しい物質が超伝導体の特性である磁石上の空中浮遊を見せたと主張した。 また、別の研究室「SCTL」を通じて「ゼロ(0)抵抗」を測定する再現実験もしたと付け加えた。ただ、SCTLがどのようなところなのかについての追加説明はなかった。
この発表に対する科学界の反応は微妙だ。発表内容はキム教授ら研究陣の主張に過ぎないというのが学界の一般的な立場だ。信頼できる検証が完了していないからだ。
韓国超伝導低温学会長のチェ・ギョンダル韓国工学大学教授は、「学会発表は一定の要件さえ満たせば誰でもできるもので、学会でその内容を認めたり、承認手続きを踏んだりしたという意味ではない」とし、「常温常圧超伝導体を実際に開発したら、標準研究所のような第3の機関で当該物体の物性だけを測定すれば簡単に検証されるだろうし、論文を発表する際にもそのような機関の測定値を一緒に提示すれば、より信頼性が高まるだろう。彼らがそうしていないため、まだ主張に過ぎないと見ている」と聯合ニュースに語った。
このような中、PCPOSOSの大株主に挙げられる新星デルタテックの株価の動向に大きな関心が集まっている。
PCPOSOSの研究結果発表後、5日(現地時間)朝、序盤に新星デルタテックの株価は急落した。
前日、新星デルタテックは終値12万3,300ウォンを記録したが、5日午前9時開場直後、取引前日比2万ウォン以上下落した価格で取引された。9時56分基準、前日比7,000ウォン(5.68%)下落した11万6,100ウォンで取引されている。
新星デルタテックは1987年に設立された中堅企業で、2次電池、基板製作、生活家電、物流サービスなど様々な事業を展開している。最近、超電導体関連のイシューが急浮上し、関連株として注目されている。
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