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タイ政府が大麻規制の強化に乗り出した、大麻の芽だけを麻薬類に指定する方針を推進している。
12日、通信社「ブルームバーグ通信(Bloomberg)」によると、タイの保健省は、大麻の芽を来年1月から麻薬類リストに再登録する内容を主軸とした大麻関連の新規制案を前日に公開した。
幻覚作用を引き起こす向精神薬物質を大量に含むとされる大麻の芽は、娯楽用として主に消費されている。
当局は、芽を除いた大麻の根や葉などは麻薬類に再指定しない方針だ。
2018年、アジアで初めて医療用大麻を合法化したタイは、2022年6月からは大麻を麻薬類から除外し、家庭での栽培も許可した。
大麻製品は、向精神薬であるテトラヒドロカンナビノール(THC)を0.2%以上含んでいる場合のみ、違法な麻薬類と分類されてきた。
事実上、大麻の消費が全面的に許可されたことで、様々な副作用が現れたが、これを規制する法案は処理されず、混乱が続いていた。
昨年就任したセター・タウィーシン(Srettha Thavisin)タイ首相は、麻薬の撲滅を主要な国政課題として掲げ、大麻関連の規制も強化すると明言した。
先月、セター首相は大麻を麻薬に再び含めるよう、今年中に規制を改正することを指示した。
政府が、大麻合法化の撤回方針を明らかにしたことで、大麻の農家や販売業者、大麻擁護論者などは強く反発している。
彼らは政府の政策転換により、大きな損害を被ることになり、大麻の否定的な影響が証明されていないとして抗議を続けている。
当局は、大麻を麻薬として再指定する一方、医療用は許可するという立場を明らかにした。
大麻の麻薬再指定について、賛否議論が展開される中、揺れ動く政府の政策に対する批判も出ている。
前日提示された新規制案は、一種の妥協案と見られている。
タイ保健省は、25日まで新規制についての世論を踏まえた上で、確定する予定だ。
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