レアル・マドリードがクラブW杯出場を断言…アンチェロッティ監督の参加拒否発言を即否定
UEFAチャンピオンズリーグで、自らの記録を更新する最多15度目の優勝を果たしたレアル・マドリードが、2025年に開催予定FIFAクラブワールドカップに予定通り参加すると発表した。 チームを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、発言したとされる参加拒否騒動をクラブ側が完全否定した形だ。 10日夜、レアル・マドリードはクラブの公式サイトに掲載された公式声明を通じ、来年から新方式で開催されるFIFAクラブワールドカップへの参加に何も問題がないことを強調した。レアル・マドリードは「我々はFIFAが主催するクラブワールドカップへの参加に疑問を抱いたことは一度もない」とし、「公式戦に予定通り参加する」と説明した。 レアル・マドリードがこのような声明を発表した理由は、この日の朝、アンチェロッティ監督が大会への参加を拒否したと世界中で報じられたためだ。 監督は、故郷イタリアの現地メディア「イル・ジョルナーレ」のインタビュー内で、大会の報酬を理由に参加拒否の意向を示したという。 続けて「選手もクラブも参加しないつもりだ。レアル・マドリードの試合には1試合で2,000万ユーロ(約33億円)の価値があるのに、FIFAは大会全体で、その程度の金額しか支払わないつもりでいる」とし、「他のクラブも拒否するのではないか」とクラブワールドカップについて言及した。 実際、アンチェロッティ監督の前にも国際サッカー選手協会などから、クラブワールドカップに対して否定的な意見が出ていたのも事実だ。 選手の立場では、所属クラブでのリーグ戦やカップ戦に、各国代表チームの活動まで考慮すると、スケジュール的に余裕がないというのも十分納得がいく。 そのため、アンチェロッティ監督の参加拒否宣言がクラブワールドカップに対する、批判的な論調に追い打ちをかけるのではと見られていた。 しかし、レアル・マドリードはすぐに公式発表により発言を否定し、その後、監督も自身のSNSアカウントを通じて「イル・ジョルナーレとのインタビューで私の言葉は私の意図通りには解釈されなかったようだ」と釈明した。 来年6月にアメリカで開幕予定クラブワールドカップは、既存のものから規模を拡大し、32チーム参加で行われる。各大陸のチャンピオンズリーグの優勝チーム、またはランキングに基づき選出されたチームが出場する。レアル・マドリードは2021‐2022、2023-2024シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ優勝チームの資格で参加が決定しており、現在32チーム中29チームの出場が確定した状況だ。
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