脳手術中に医療事故、ノコギリが患者の頭に刺さり再手術
脳手術中に折れたノコギリが患者の頭蓋骨に刺さったが、医師はその事実を知らずに縫合し、再手術するという医療事故が発生した。 22日、韓国の連合ニュースなどによると、仁川(インチョン)に住む60代女性Aさんは先月3日、有名な大学病院で4時間にわたり脳腫瘍の手術を受けた。 翌日、Aさんは手術の経過を確認するためにMRI撮影を行った。しかし、脳の一部でMRIがうまく撮影できず、確認したところ、彼女の頭蓋骨にはノコギリの刃の一部が刺さっていたのだ。 結局、Aさんは体が完全に回復していない状態で再び全身麻酔を打ち、頭蓋骨からノコギリの破片を取り出す手術を受けることになった。 Aさんの子供たちは、病院の信じられないミスにより母親の体が回復していない状態で全身麻酔と二度の頭部手術を受けたことに怒りを爆発させた。 家族のBさんは同メディアを通じて、「医師のミスで余計な手術を受けることになり、とても悔しくて怒りが湧く。担当医師はミスを認めつつも、よくあることだと言い訳したので呆れた」と語った。 そして、「患者に対し手術の経過を説明するプロセスも不十分だ。病院がお金で補償すると言っているが、お金で解決できる問題ではないと思う」と付け加えた。 一方、病院側は現在、医療過失を認め、補償協議を進めているという。 病院関係者は、「この件で心配をかけ、申し訳ないと伝えたい。患者とその家族について事故を認め、謹んで謝罪の言葉を伝えた」とし、「この問題が早急かつ円満に解決できるように積極的に協議を進める。病院ができるすべての努力を尽くす」と述べた。
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