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韓国 Archives - ビュアーズ

#韓国-2 (90 Posts)

  • 北朝鮮のグレーゾーン戦略…南北軍事境界線を越えた北朝鮮軍の意図とは? 韓国軍は、9日の午後行った対北拡声器放送を10日から3日間実施していない。 12日、韓国軍当局によると、北朝鮮も10日以降、対・南汚物風船攻勢と、先月29日から5日間連続で行った西海(黄海)の西北島に向けたGPS信号妨害攻撃も停止している状態だ。 このような状況の中、韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮軍の20∼30名が異例の行動として、9日軍事境界線(MDL)を越えてきて、韓国軍の警告射撃により退却したことを2日後の11日に明かした。明確な挑発ではないという判断と、対立の激化を防ぐなどの状況管理の必要性からだと解釈される。 韓国軍は、戦略的かつ作戦的状況に応じて柔軟な作戦を実行し、必要な時間だけ、必要な時間帯でだけ作戦を行うという方針だ。 この日、軍事境界線を越えてきた北朝鮮軍の20∼30名のうち、多数が作業道具を持っており、一部は武装状態だったと伝えられた。 韓国軍合同参謀本部の関係者は、「農作業中だった北朝鮮軍が、道に迷って軍事境界線を越えたと推測される」とし、「彼らの動きは、我が軍がMDL侵犯前から特定・監視していた」と補足説明した。 北朝鮮軍が超えてきたMDL近くには、草木が茂り道がなく、MDL侵犯後に警告放送・射撃を行った後すぐに引き返した状況などから、道に迷って侵犯したと韓国軍は観察していた。 このような北朝鮮の行動に対し、軍事外交・安保専門家は、「故意」と「非故意」をあいまいにするグレーゾーンの情報戦を通じて、我が軍の軍事対応態勢を混乱させようとする意図があると指摘した。 高麗(コリョ)大学、一民国際関係研究院・国際組織センター長のバン・ギルジュ氏は、「20∼30名の北朝鮮軍が軍事境界線を侵犯したことは、『故意』と『非故意』の中間地帯性を強調し、韓国側の判断を曖昧にする情報戦の一環だ」と分析した。 「北朝鮮の汚物風船の攻勢と、韓国軍の対北拡声器の再開などにより連鎖する緊張の中で、数十名の北朝鮮軍がMDLを越えることは、軍事的衝突の引き金になり得るという点から、これまで以上にミスを犯さないようにするのが合理的だ」と指摘した。 そして、「このような緊張の状況で、北朝鮮軍の武装兵力ではなく、作業兵力がMDLを侵犯したのは『非故意』という認識を強調することで『故意性』の策略が隠れているという意図を排除するのが難しい」と明らかにした。 また、「このような類似の情報戦は、西海北方限界線(NLL)で頻繁に使用された事例がある。北朝鮮は、故意にNLLを侵犯しながら、航路の誤り、機械の故障などを口実に、韓国軍の判断を曖昧にする情報戦を行ったことがある」とし、「これは海上情報戦の陸上版のようだ」と診断した。 そして、「数十名の北朝鮮軍のMDL侵犯挑発により、北朝鮮が構想する挑発の方向も間接的に予想できる」とし、「小規模兵力が白翎島(ペンニョンド)、延坪島(ヨンピョンド)に上陸して、人質戦を展開するなどの挑発の可能性があり、北朝鮮の数十名の特殊戦兵力が、韓国の漁船や商船を対象に誘拐劇を展開する挑発にも乗り出すだろう。1~2名ではなく、多数の兵力が動員された、挑発に対する対抗作戦が必要だ」と提案した。
  • 乗り心地と安全性を両立!現代自動車GV70改良モデル、AIが路面状況に応じて自動調整 雪道で車が自動的にスピードを下げる。正常車道に戻ると、10秒以内に正常な運転モードに戻る。復帰後、正常道路であったとしても、自ら危険があると判断した場合、元の雪道モードを維持する。運転手は「オートテレイン・モード」をオンにするだけで良い。 韓国の大手自動車メーカー現代自動車は13日、このような機能を含む、GV70部分改良モデルの発売を発表した。現代自動車の関係者は「新モデルは、優雅さとダイナミズムが共存する既存の枠組みを維持しつつ、ディテールを変更した」とし、「快適な乗り心地と低重心設計を活用して、安定かつダイナミックなハンドリング性能など、運転における諸機能を一層改善させた」と説明した。 デザインと乗り心地…「二足の草鞋」 現代自動車が今回の開発で重視した部分は、△精緻なデザインの完成 △先進技術の適用等、主に2つである。これに消費者の声を反映して商品性をより高めたというのが、現代自動車の説明である。チェ・ジョンフン主任研究員は「例えば、消費者より高評価を得た外観デザインには、マイクロレンズアレイ(MLA)ヘッドランプを始めとする新しいディテールを追加して新鮮な感覚を加えた」とし、「内装は既存の楕円形デザインの基調を継続しながら、27インチ一体型ディスプレイやムードランプなどを適用し高級感を強化した」と述べた。 現代自動車は人工知能を活用し、自動(オート)モードで路面状況に合わせた運転モードを自動的に選択するオートテレイン・モードを新たに追加した。既存のモデルでは、運転者が手動でテレインモードを選択する必要があったが、これを一段階向上させたものだ。オートテレイン・モードは、人工知能を通じて既に学習したホイール駆動速度や縦加速度、エンジン回転数などを複合的に分析し、路面状況を判断するサービスだ。 ウィ・ギョンス主任研究員は「ここで算出した結果に基づいて、一般道路、雪道、泥道、砂道などを区別し、車体姿勢制御装置(ESC)、電子式限差装置(E-LSD)などを最適な状態で駆動する」とし、「自社基準で実験した結果、路面判断の精度は99%に達する」と強調した。 現代自動車は、この機能に加速度センサーを使用し、下り坂走行時の安定性も強化した。例えば、下り坂の路面が泥道であると判断した場合、自動的に運転モードを「泥道モード」に変更し、運転中に正常な路面に変わっても、安全のために運転モードを維持するというものだ。ウィ研究員は「今回のGV70は石畳と砂利道も区別可能であり、これ以外にも、実際の運転中に出会う可能性のある様々な路面に対応するための研究を進めており、天候や外部温度などのリアルタイムデータを連携してより安定した駆動性能を提供する予定だ」と述べた。 主要部品の交換・新技術の適用 また、乗り心地の改善のために主要な部品も交換している。現代自動車によると、これにより、オフロード走行時に発生する振動が約40%(後部座席基準)減少し、スピードバンプを超えた直後に発生する残振動も大幅に減少した。 また、「高速道路車体動作制御(HBC)技術」など、前方車両が突然割り込んだ場合の安定感を高める技術や、高速走行中に横から吹く横風により車体が揺れないようにする「横風安定性制御技術」なども新モデルに搭載されている。 現代自動車の関係者は「今後も消費者のニーズを貫く革新的な変化を達成するために尽力する」とし、「ブランドアイデンティティを強化する方向で進化を重ねる予定だ」と述べた。
  • 英ロンドンで韓国ミュージカル「マリ・キュリー」初演、高評価を受ける 英ロンドンに進出した韓国ミュージカル「マリ・キュリー」現地メディアのレビュー 現地時間の6月8日、英ロンドンで韓国のオリジナルミュージカル「マリ・キュリー」の英語版プレミアが熱烈な関心を受けながら開幕した。 13日、同作品を制作する韓国のコンテンツ制作会社ライブによると、この作品はロンドンの由緒正しい劇場、チャリング・クロス劇場で正式に開幕し、来月28日まで公演を続ける。 韓国オリジナルミュージカルが、ミュージカルの本場ともいえる英ロンドンで、現地のスタッフと俳優のキャスティングで長期公演を行うのは今回が初めてのことだ。 ライブ社は「プレビューチケットが全席売り切れ、『Kミュージカル』と『マリ・キュリー』に対する現地観客の関心の高さを実感した」と伝えた。 現地メディア日刊紙「ガーディアン」はプレスナイトに参加し、「興味深い構成で始まるこのミュージカルは100分間、スピーディーで激しく物語を展開させ、複雑な科学者の人生をメドレーのように見せてくれる」と評価した。イギリスの代表的な公演メディア「ワッツオンステージ」は「アジアで大成功を収めた後、英語で初演された『マリ・キュリー』は、マリ・キュリーの功績を過小評価せず、観客の知性を侮らない」と称賛した。 英語版の初演は、台本と音楽以外の舞台セット、照明、衣装などを再創作したノン・レプリカ(Non-Replica)作品だ。リードプロデューサーであるカン・ビョンウォン氏(ライブ社代表兼プロデューサー)がイギリスで活発に活躍しているクリエイターたちを集め新たなチームを作り上げた。 作家のチョン・セウン氏、作曲家のチェ・ジョンユン氏が書いた韓国公演を基に、ドラマトゥルクのトム・ラムジーと音楽監督のエマ・フレイザーとともに現地化作業を行った。 特に、イギリスの次世代をリードする演出家として注目されるサラ・メドウズが演出に参加し、開幕前から関心を集めた。サラ・メドウズは2022年ロンドンで初演されたミュージカル「ライド(Ride)」で評論家の絶賛を受けたことがある。 今回の「マリ・キュリー」もサラ・メドウズの演出に対する好評が続いている。ワッツオンステージは「サラ・メドウズは優れた判断力で物語の中心にいる人々に焦点を当てることに成功した」と評価し、もう一つの現地メディア、ロンドンシアター1(London Theatre1)は「サラ・メドウズは限られた舞台空間をうまく活用した」と称賛した。 ミュージカル「マリ・キュリー」は、偉大な科学者として知られるマリ・キュリーの人生を題材にした韓国のオリジナルミュージカルだ。作品は、移民女性という社会的偏見の中で困難と逆境を乗り越え、初めてノーベル賞を2回受賞した科学者であり、一人の人間であったマリ・キュリーを描く。2021年の第5回韓国ミュージカルアワードで大賞、演出賞、脚本賞、音楽賞、プロデューサー賞など5冠を受賞した。
  • 除隊したJINがARMYに贈るサプライズ!FESTAで特別なハグ会開催 2022年12月、BTS(防弾少年団)のメンバーの中で、最初に入隊し京畿道漣川(ヨンチョン)にある陸軍第5歩兵師団の新兵教育大隊・教育兵として服務していた最年長メンバーのJINが無事除隊したことが明らかになった。 JINは12日、京畿道漣川にある陸軍第5歩兵師団の新兵教育大隊で陸軍現役としての軍務を終えたという。 この日、JINの除隊を祝うために、部隊の至る所に横断幕が掲げられた。漣川軍は「漣川軍での1年半は、僕たちにとって幸せな時間でした」とし、「漣川はあなたのことを忘れません」というメッセージを記した。 この日、特別なイベントは行なわれなかったが、JINの除隊を祝うためにSUGAを除くメンバー全員が集まり、賑わっている様子が捉えられた。 現在、メンバー全員が軍務中だが、JINの除隊日に合わせて休暇を申請した。 J-HOPE、V、RMはラフな私服姿で、JINと挨拶を交わし、祝福の言葉を伝えた。JINと同じ部隊で服務中のジミンと、ジョングクは軍服姿で現れた。 彼らは皆JINを祝い、中でもRMは、JINのために特別に「サックス演奏」を披露し、ファンを笑わせた。 一方、JINは除隊翌日からARMY(ファンネーム)との再会の日を予告し、話題を集めた。 JINは、13日午後ソウル松坡区(ソンパ区)にある蚕室(チャムシル)総合運動場内の蚕室室内体育館にて、デビュー記念日(6月13日)をお祝いするオフラインイベント「2024 FESTA」に参加し、ファンたちと再会する予定だという。 特に、FESTAイベントの第1部・Jin’s Greetingsでは、1,000人のファンを対象としたハグ会が行なわれる。これは、ARMYと近い距離で意味深い時間を過ごしたいというJINの提案により設けられたとされており、ファンたちに感動を与えた。 さらに、第2部・2024年6月13日のソクジン、晴れでは、ARMYが待ち望んでいたJINの様々な姿を披露するコーナーが行なわれるという。 7人のBTSメンバー全員が現在、兵役の義務を果たしている。JIN、J-HOPE、RM、ジミン、V、ジョングクは現役兵として服務中で、SUGAは社会服務要員として勤務中である。  
  • 売春生活からの脱却を支援、坡州市が最大570万円の支援金制度を導入 売春を繰り返す生活から抜け出し、新たな職業を探し求める女性に対し、最大5000万ウォン(約570万円)の支援金が支給される法案が成立した。 先日の10日、韓国の京畿道坡州市(パジュ市)は、売春女性に支払われる、2年目の生計費用を月額50万ウォン(約5万7,000円)増額するなどの内容を含む、坡州市売春女性の自活支援条例施行規則一部改正規則案を7日に公布したと、明らかにした。 坡州市によると、物価高や精神的安定・職業訓練などを考慮した内容が改正案に含まれているという。 これまで、売春女性の自立目標とし、1年目に月100万ウォン(約11万4,000円)、2年目には月50万ウォン(約5万7,000円)を支援金として受け取ることができたが、坡州市は2年目も1年目と同様月100万ウォン(約11万4,000円)を支給するよう支援金の増額調整を行なった。 これは、安定的な自立生活を通じて、迅速に売春を繰り返す生活から、抜け出すことができるようにするためだという。 坡州市が実施するこの政策の対象者は、2年間の生活費・住居費・職業訓練費を支援金として受け取ることができる。自立準備が整った後、別途の支援金も受け取ることができるという。 2年目の生活費増額という当法案により、対象者が、受け取る支援金の総額は4,420万ウォン(約505万円)から5,020万ウォン(約573万円)へと増加となった。 一方、坡州市は2021年から2022年まで、坡州近郊で売春生活から抜け出して、自立した生活を目指す約10人にインタビューを行ない、現場専門家の意見などを反映して、自立支援条例と施行規則を制定したという。 全国で初めて他の自治体(1年間の支援)の2倍に当たる2年間の支援を決定したのである。 改正案には、条例施行後の現場経験も反映し、実質的な売春女性が、支援対象者から除外されることのないように売春生活から抜け出す時期を明確にしたという。 支援対象者が、自分に合った自立計画を立てることができるよう、支援金の支給時期を明確にする内容も含まれている。  
  • サッカースタジアム心理戦、中国観客のマナー違反行為にソン・フンミンのユーモア対応 サッカースタジアムのLEDビジョンに、韓国代表サッカー選手のソン・フンミンが紹介されると、中国の観客たちは中指を立てるなどのブーイング行為を見せた。 先日11日の午後8時、ソウル・ワールドカップ競技場で、2026 FIFA北中米ワールドカップアジア2次予選のC組6戦目である韓国 VS 中国の試合が行なわれた。 韓国はこれまでに行なわれた、5試合で4勝1引き分けという成績を収め、すでにグループ首位を確定していた。一方、中国は2勝2引き分け1敗という成績により、タイと順位争いを繰り広げていた。 この日、中国は韓国に必ず勝たなければならない状況であり、多くの中国の観客が応援のために競技場に足を運んだ。この日競技場を訪れた中国の観客は約3000人だったとされている。 中国遠征団による心理戦は、試合開始前から始まった。 試合開始前ソン・フンミン選手の名前と顔が、LEDビジョンに紹介されると、一部の中国の観客たちは中指を立てるなどしてブーイングする場面が捉えられた。 通常、選手が紹介されると拍手を送り、歓声を上げるため、中指を立ててブーイングする行為はマナー違反であると指摘されている。 試合が始まってからも、韓国の選手たちがボールを蹴るたびに、中国の観客たちは野次を飛ばした。 前半40分、ソン・フンミン選手が中国のゴールネットに向かって脅威的な姿を見せると、再び野次を入れた。すると、中国の観客席前でソン・フンミン選手は微笑みを浮かべながら、左手は指を3本立て、右手では0を作って見せた。 これは、昨年11月の中国遠征で、韓国が3対0で完勝した時のことを示していると考えられる。 ソン・フンミン選手のウィットに富んだ行為に対し、韓国のファンたちは歓声を送った。この日、観客席を埋め尽くした韓国のファンたちの歓声は、中国の観客たちの野次を一瞬で静めたという。 一方、この日の試合で韓国は、後半16分にイ・ガンイン選手が先制ゴールを決め、1対0で勝利を収めた。これにより、韓国は5勝1引き分け1敗(勝ち点16)という成績で2次予選を終えた。
  • 月面着陸を目指す韓国型ロケットヌリ号、3年間の軌跡と未来の月ミッションへの展望 ■ 韓国型ロケット30年の歴史 韓国のヌリ号、3年間で3回の追加発射 2032年の月着陸船ミッションの下敷き 韓国発射体開発の歴史は、1993年から始まった。韓国型科学観測ロケット(KSR)シリーズは、韓国が初めて製作した宇宙開発用ロケットで、多くの観測装置を搭載し、放物線軌道を飛行。再び海上に着陸する方式だった。1993年、大田(テジョン)国際博覧会の日程に合わせて、開発されたKSR-1は2回発射され、朝鮮半島上空のオゾン層を観測し、ロケット性能に関するデータを収集することに成功した。続いて、1997年に発射されたKSR-2では2段階分離技術と推力偏向技術が導入され、2002年にはKSR-3を発射することに成功し、液体ロケット技術を確保することができた。 一般に知られている、ナロ(Naro)号はKSR計画の後継である、韓国型発射体(KSLV)計画の一部である。2009年と2010年、また2013年の合計3回発射されたナロ号は、1回目と2回目の発射ではペアリング未分離とエンジンの不具合により失敗したが、2013年にナロ科学衛星を太陽同期軌道に上げることに成功した。ナロ号に続くヌリ(Nuri)号は、2021年、初の試験発射では3段エンジンの早期終了により失敗したが、翌年6月の2回目の試験発射に成功し、昨年5月25日に実戦発射(写真)を通じて次世代小型衛星2号とキューブ衛星8基を正常に分離することに成功した。ヌリ号は、来年11月、2026年、2027年の3回の追加発射を控えている。ヌリ号に続く次世代発射体は、2029年の製作と、2030年の発射が予定されており、2032年には韓国型月着陸船を搭載して月に向かうことになる。 一方、未来の宇宙産業の核心である、発射体の再利用技術に関し、韓国のベンチャービジネスが注目を浴びている。業界によると、宇宙発射体ベンチャー企業・ペリジエアロスペース(ペリジ)は、2022年9月にフィリピン宇宙庁(PhilSA)と、宇宙発射体の発射と回収を目的とした覚書(MOU)を締結した。ペリジが発射するロケットの1段目が、フィリピンの領海に垂直着陸すると、これを回収する権限を得ることになる。韓国ベンチャー企業が、海外の国家機関と発射体回収契約を締結したのは初めてのことだ。ペリジは今月末、済州島近海で準軌道発射体・ブルーウェール0.4を発射する予定だ。液体メタンを燃料とする2段ロケットの1段目は、約150秒間燃焼した後、フィリピン近海に落下する可能性が高い。液体燃料として、主に使用される灯油とは異なり、メタンは沈殿物が堆積しないため、再利用発射体に使用するのに適している。ペリジは昨年11月にガスタービンベースのテスト発射体・ブルーウェール0.3の垂直着陸試験に成功したこともある。 昨年12月、韓国のもう一つの宇宙発射体ベンチャー企業・イノスペースは、再利用発射体の垂直着陸試験を実施した。高さ3.6m、重量400㎏の縮小モデルで試験を行ったが、韓国で実際のロケットエンジンを適用した、試験体が垂直着陸試験に成功したのは初めてだった。昨年12月18日、韓国の金山にある試験場で非公式に行われた試験の結果、試験体は6.3mまで上昇した後、元の位置に着陸することに成功した。該当試験での高度制御誤差は0.3mに過ぎず、着陸速度は秒速0.5mで安定した飛行だった。
  • 観光客に警戒呼びかけ、日本で劇症型溶血性レンサ球菌感染症が急増中 日本を訪問する韓国人観光客が、引き続き増加しているなか致死率が30%以上、劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)の国内患者数が、今年も急増している。 11日、NHKなど報道機関によると、日本の国立感染症研究所は今年に入って6月2日まで、STSS患者発生報告件数(速報値)が977人で、昨年同時期の2.8倍に増えたことを発表した。 これは、歴代最多だった昨年の年間941人を既に上回る水準で、現行方式で集計を開始した1999年以降最多となる。 STSSは、A群溶血性連鎖球菌に感染し、壊死性筋膜炎や多発性器官不全などと重症化し、急速に悪化することで高い致死率を示す疾患である。 通常、A群溶血性連鎖球菌に感染すると、大半は軽い呼吸器症状が出て回復するが、STSSに進行すると、高齢者の場合、48時間以内に死亡するケースが出てくるなど、高い致死率に至る。 東京女子医科大学の菊地健教授は、「ここまで患者が増えるのは、今までになかったことが起きているという危機感がある」とNHKの取材に対して話した。 武見敬三厚生労働相は、「STSSは日本だけでなく、諸外国でも増加傾向にある。基本的な感染防止対策を実施してほしい」と述べた。 一方、日本を訪れる韓国人観光客の数は、増え続けている。 日本政府観光局(JNTO)によると、今年1〜4月に日本を訪れた外国人観光客は1160万6000人で、このうち韓国人が299万9800人と集計され、国別順位で1位を記録した。 韓国の国土交通部が管理する、航空情報ポータルシステムによると、今年の4月、日本を訪問した韓国人旅行者は587,532人で、昨年同期の408,090人とり46.6%増加した。これは、コロナ禍直前の2019年11月の386,172人よりも多い数値である。 日本政府の予測では、今年日本を訪れる韓国人観光客は1000万人に達すると見込みで、過去最大規模である。
  • 北米最大ディスプレイ展示会「インフォコム2024」サムスン電子、次世代ディスプレイ技術発表 韓国の電子メーカーサムスン電子(Samsung Electronics )が12日、米ラスベガスで開催される北米最大のディスプレイ展示会「インフォコム2024」に参加すると発表した。サムスン電子は、企業向けスマートシングスプロをはじめとする様々な商用ディスプレイ製品とソリューションを展示する予定だ。 サムスン電子は、ラスベガスコンベンションセンターに 8,778平方フィート(816㎡)の展示スペースを設け、△スマートシングスの企業向けバージョン・スマートシングスプロ △超低電力・超軽量・超薄型デジタルペーパー・サムスンカラーイーペーパー△AI機能搭載・電子黒板専用ソリューションなどを公開する。 展示場の入口には、サムスン電子のモジュラーディスプレイ、ザ・ウォールを活用した138インチ(420型)の超大型メディアファサードと透明マイクロLEDが設置される。 サムスン電子は、スマートシングスの企業向けバージョンであるスマートシングスプロを公開する。 スマートシングスプロは、企業間取引(B2B)市場で様々なデバイス・ソリューション・サービスを連携し、統合管理が可能な超連結基盤のプラットフォームだ。 スマートシングスプロは、企業環境に合わせてスマートサイネージ、ホテルTV、システムエアコン、家電だけでなく、照明、湿度制御、カメラなど様々なIoT製品をつなげることができる。 連結された製品のAI分析を通じて、機器の連結状況を一目で確認できるダッシュボード機能も提供し、効率的な機器管理が可能だ。 また、スマートシングスプロに連結されたディスプレイ、システムエアコンおよび家電は、製品ごとにエネルギー節約アルゴリズムが適用された、AI節約モードを通じて、企業内の電力消費を節約することができる。 サムスン電子は、様々なビジネス環境の要求に合わせるために、専用のアプリケーションインターフェース(API)も公開し、多くの企業顧客がスマートシングスエコシステムに参加できるように支援する予定だ。スマートシングスプロは、国内および北米などの全世界で順次リリースされる。 サムスン電子は、超低電力ディスプレイであるサムスンカラーイーペーパーもインフォコムで初公開する。 サムスンカラーイーペーパーは、電力供給なしで保存されたデジタルコンテンツ広告を露出できる新概念のサイネージで、デジタルペーパーにインク技術を適用した。 テキストとイメージが適用されたコンテンツが維持状態では消費電力が0.00ワット(W)で、画面変更時にも既存のデジタルサイネージに比べて超低電力が消費され、コストを革新的に削減することができる。 ユーザーが店内で直接コンテンツを作成または変更しやすい専用モバイルアプリを提供するだけでなく、リモートでのリアルタイムモニタリングおよび統合管理が可能なサムスンVXTソリューションも提供する。 また、サムスン電子は、生成型AIと音声認識機能を大量に搭載した、電子黒板ソリューションも発表する予定だ。 今回公開する生成型AI機能は、△教師の音声をテキストに変換する自動転写 △板書や教育資料などをAIで分析し、授業内容を要約する、自動要約 △授業内容を分析してクイズを出す自動クイズ生成など、教師のデジタル補助教師としての役割を果たすことができる教育専用AIソリューションだ。 また、教育技術専門の実業家であるマーリンマインドと協力し、教師が電子黒板技術を簡単に使用できるように、△学校のカリキュラムと簡単に連携できるAI △マシンラーニングによる教育環境のコンテンツ精度支援 △コンテンツAI分析による不適切なコンテンツの自動ブロック △音声認識技術の搭載なども行った。 サムスン電子は、生成型AIと音声認識機能は2024年型電子黒板を対象に、下半期にソフトウェアアップデートを通じて、より差別化されたデジタル教育環境を支援していく予定だ。
  • 若者たちの間で流行する水断食、ダイエットの実態と健康被害 最近、最高気温が30度を超えるほど本格的に暑くなりだし、多くの人々が薄着をし始めている。 他の季節に比べ、肌の露出が増えることもあり、10代・20代の間で極端なダイエット「水断食」が流行しているという。 11日、多くのオンラインコミュニティや各種SNSでは痩せこけた体型になるために、最も効果的とされる水断食に関する投稿が拡散している。 水断食は、水と塩のみを摂取し、他の食べ物は一切食べないというダイエット法だ。断食というよりも「絶食」に近いといえるだろう。 カロリー自体を摂取しないため、減量には非常に効果的である。 水断食を長期間続けると、肋骨がはっきりと見えるほど痩せることができるというのが経験者たちの証言だ。身長から125を引いた数字まで、このダイエット方法で減量し続けるという。 165cmで40kg、170cmで45kg、160cmで35kgという具体的な数値である。IVE(アイブ)のチャン・ウォニョン、aespa(エスパ)のウィンター、女優のノ・ジョンイなどに憧れている人々が多いのだ。 水断食は、テレビのバラエティ番組でも取り上げられた。放送局MBC「私は一人で暮らす(韓国語原題)」でも、俳優のイ・ジャンウが3日間絶食をし、水と塩だけを摂取して4kg減量したと語った。 専門家たちは、このようなダイエット方法は望ましくないと警告している。体脂肪が減る速度よりも筋肉量が減る速度の方が速いからだという。 血圧、血糖、コレステロールなどの面では改善が見られたが、それは短期的な効果であり、水断食を終えて普段の食事に戻すと同時にすぐに元に戻ったという研究結果もある。 特に成長期の青少年が水断食を行なうと、骨粗しょう症や食事障害、無月経などの身体的異常が起こる可能性があるとされている。
  • 韓国大統領夫人、エコバッグで国賓訪問に出国?背景に隠された高級バッグ疑惑 尹錫悦(ユン・ソンニョル)韓国大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)夫人が10日、中央アジア3カ国を訪問する途中でエコバッグを持っている姿が捉えられ、話題となっている。 11日、政界によると、尹統領と夫人は前日、トルクメニスタン・カザフスタン・ウズベキスタンなど、中央アジア3カ国の国賓訪問のために、トルクメニスタンへ出国した。これは昨年12月のオランダ訪問以来、6ヶ月ぶりのことである。 尹大統領夫妻は、前日の午前、京畿道城南(ソンナム)のソウル空港から大統領専用機である空軍1号機で出発した。尹大統領は深い紺色のスーツに淡い灰色のネクタイを着用した。 夫人は、明るいベージュ色のセットアップにバイバイ・プラスチック バッグ(Bye Bye Plastic Bags)という文言と犬の絵が描かれた白いエコバッグを持っていた。 この日、オンラインコミュニティなどには、エコバッグを持ち、訪問に出た夫人の姿の写真が多く共有された。一部のネットユーザーは、「大統領夫人が国民権益委員会の決定を意識して、エコバッグを強調しようとする意図があるのではないか」と批判している。 一部のネットユーザーたちは、「高級バッグの受け取り疑惑で、国を巻き込む大混乱の中、真実の追求はせずエコバッグを持つことで、問題がなかったことになるのか」「国内デザイナーのバッグでよかったのに、スーツにエコバッグを持って出てくると、より胡散臭い」「真意が全く感じられない」「ディオールバッグは、どこに隠しエコバッグを持ったのか」などの反応を示した。 一方、チョン・スンユン権益委副委員長は前日、夫人の高級バッグ受け取り疑惑についてのブリーフィングで、「権益委全員会議で議論し、投票した結果、公職者の配偶者に対する制裁規定がないため、夫人に対する告発事件を終結することに決定した」と明かした。公職者である尹大統領と、高級バッグを渡したチェ・ジェヨン牧師についても、「職務関連性の有無と大統領記録物であるかどうかを議論した結果、やはり終結決定した」と語った。
  • 韓国尹大統領のトルクメニスタン訪問、最高の歓迎を受ける 尹錫悦(ユン・ソンニョル)韓国大統領の中央アジア3カ国国賓訪問が始まった。最初の訪問地であるトルクメニスタンでは、尹大統領に対する最高の敬意と共に高い歓迎の熱気で、注目を集めている。 尹大統領が乗った車両に対する騎馬隊の護衛という最高の敬意を示したトルクメニスタン政府だけでなく、現地の市民たちは、尹大統領の国賓訪問の知らせに、街の清掃はもちろん、白い車線まで直接拭くほどの敬意を示したという。 尹大統領の到着に合わせて現地の国営放送では、韓国の文化コンテンツを大々的に放送した。 尹大統領は、現地時間の10日午後、トルクメニスタンの首都アシガバートにあるアシガバート国際空港に着陸し、すぐに大統領宮殿に向かった。 直後に行われた公式歓迎式では、セルダル・ベルディムハメドフ(Serdar BERDIMUHAMEDOV)トルクメニスタン大統領が、国賓に相応しい最高の敬意で尹大統領を迎えた。尹大統領が乗った車両は、騎馬隊の護衛を受けながら、大統領宮殿に入場し、両国の首脳が出席した中で議長台の敬礼が行われた。 その後の首脳会談で、尹大統領は「韓国は中央アジアの核心協力国であるトルクメニスタンとの関係を特別に考えている」と述べ、ベルディムハメドフ大統領は「長い友好国である韓国との出会いは常にうれしく、期待される」と応えた。 その日、尹大統領と夫人の金建希(キム・ゴンヒ)大統領夫人は、トルクメニスタン大統領夫妻が主催する国賓晩餐に出席し、親交を深めた。 この国賓晩餐には、例外的にベルディムハメドフ大統領の妻であるベルディムハメドバ氏が出席し、トルクメニスタン政府が尹大統領領の今回の国賓訪問を特別に気にかけていると韓国の大統領室は評価した。 キム・テホ国家安保室1次長は、現地プレスセンターでのブリーフィングで、「ベルディムハメドバ夫人は、昨年末の年末家族集会のイベントで一時的にテレビに姿を現したことが大きな話題になるほど、普段公式イベントに参加しない」とし、「今回の国賓晩餐に、トルクメニスタン大統領夫妻が一緒に参加したことは、今回の訪問に非常に特別な意味を与えていることを示している」と説明した。 晩餐には、韓国からの来客を歓迎する意味で高麗人の献立が含まれ、トルクメニスタンでは貴重な来客をもてなす際に出されるという子牛の料理が4種類もメイン料理として提供された。 晩餐が進行されている間には、合計23曲の演奏が行われ、その中にはキム・スチョルの「若い君」とヘバラギ(ひまわり)の「幸せを与える人」、ノ・サヨンの「出会い」などの韓国の大衆歌謡曲や「アリラン」、「ドラジ」などの民俗音楽も演奏された。 このようなトルクメニスタン政府の敬意に加えて、現地市民の歓迎も相当なものだった。 韓国大統領室の高位関係者は記者たちと会った際に、「街にゴミが一つもなく伺ったところ、国賓がいらっしゃるからと全市民総出で街の清掃をしたそうだ」とし、「白い車線が見えるまで、雑巾で拭いたほどの敬意で国賓を迎えているという」と述べた。 尹大統領の到着に合わせて、現地の国営放送は韓国文化コンテンツ放送を通じ高い歓迎を伝えた。 現地の国営放送は、この日から韓国の英語国際放送局アリランTVの韓国宣伝映像を合計8回にわたり放送するなど、24時間「韓国文化デー」特別編成に乗り出した。 また、アリランTVが制作した△世界に向かっているK-カルチャー △世界が手を取る活発な経済、大韓民国の力> △真の友情、希望に満ちた未来、大韓民国外交などのコンテンツを国営放送SNSを通じて紹介している。
  • 韓国LG U+、AI技術「IXIプロダクション」マーケティングで広告効果5倍に 事業全般のプロセスに人工知能(AI)技術を導入している、韓国の通信大手LG U+が、マーケティング分野でもAIの活用度を高めていく。 LG U+は11日、消費者データの分析から、個別のマーケティング・広告提供までを包括する「IXIプロダクション」び現状と成果を公開した。今後、スマートフォンの壁紙作成やInstagramなどのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)でもAI技術の導入を拡大していく方針だ。 LG U+は昨年、自社が開発した顧客分析モデル「ターゲットインサイト」を活用している。データ収集から、レポート作成までAIを適用し、分析を自動化するモデルだ。これにより分析期間を最大3ヶ月から2日に短縮し、ターゲティングの成果は最大5倍に高めた。 今後、LG U+はターゲットインサイトに生成型AI 「IXI-GEN」を適用し、非開発者でも対話形式で命令を入力すれば顧客分析が可能なソリューションを高度化していく予定だ。 LG U+は、ターゲットインサイトを活用して加入者のカスタマイズも強化している。ターゲットインサイトソリューションを通じて、選定した顧客に、ショートメッセージを送信したり、アプリのプッシュ通知をするなど、メッセージを届ける方法にもAIを適用していると説明した。 その一つが「AIコピーライター」だ。LG U+は数年にわたり加入者に送信した、14万件のメッセージの中から、肯定的な感情を伝える6500件のメッセージを抽出し、これをIXIに学習させた。 また、LG U+は最近テレビ広告の制作も100% AIに任せている。3次元(3D)技術と、AI生成技術だけを使用し、制作費と期間をそれぞれ40%と70%削減することができた。その他、バスや屋外広告などのイメージやキャラクターグッズ制作にもAIを活用している。 LG U+はAIの活用先をスマートフォン、SNSに拡大していく予定だ。 LG U+は、「AIウォールペーパー」サービスを発表した。顧客がスマートフォンで生成型AIの命令を入力すると、該当するコンセプトに合わせてAIがスマートフォンの壁紙を作成し、自動的に変更するサービスだ。韓国ソウルの江南大路(カンナムデロ)や龍山(ヨンサン)など約20ヶ所で顧客体験型の屋外広告を見ることができる。 先月から、運営している「IXIフォトブース」の接点も拡大されている。IXIフォトブースはあらかじめ設定されたコンセプトのAIプロフィール写真を作成する移動型写真館だ。 LG U+は、グローバルビッグテックのMETAとも協力する。早ければ下半期中にも、IXI公式InstagramのメッセンジャーにIXIチャットボットを導入する予定だ。 また、AIを活用した縦型リール(Instagramのショートフォームビデオ)の制作も試みる。既存のTV素材から作成された映像をデジタルプラットフォームに合わせて縦型に簡単かつ迅速に変換できるように支援する技術を開発する方針だ。 LG U+のマーケティンググループ長ジョン・ヘユン氏は「顧客が日常で自然にAIを体験できる環境を作ることを、顧客成長を助ける第一歩と考え『IXIプロダクション』を進行している。AIで聞き、想像し、実現するAXマーケティング時代を開き、AIの分析力と想像力に基づいて超個別化され、差別化された顧客体験を作り出す」と述べた。
  • 「休む暇もなく紙くずを拾う屈辱」汚物風船に続き北朝鮮が韓国に対し追加の嫌がらせを準備? 北朝鮮を汚物風船を再開した対抗策として、韓国が9日より北朝鮮向けに拡声器放送を再開したのに対し、金正恩総書記の妹で金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長は「韓国が国境付近でビラを散布し、拡声器でプロバガンダを流す挑発行為を引き続き行うのであれば、我々の新たな対抗措置を目の当たりにすることだろう」と警告した。 金副部長は、北朝鮮を批判するビラ散布と拡声器放送を韓国が続ける場合には、新たな対抗措置に出ると明らかにした。自分たちの要求を聞き入れない場合、「韓国は休む暇もなく紙くずを拾う屈辱を味わうことになるだろう」と語った。 金副部長はこの日の夕方、北朝鮮の国営通信社「朝鮮中央通信」を通じて発表した談話で「我々の対抗措置は9日中に終了する予定だったが、状況は変わった」と強調した。 前日とこの日の深夜に約1,400個の装置を使って紙くず7.5トンを散布したと主張した金副部長は「確認すればわかることだが、我々は政治的メッセージのない空の紙封筒を散布しただけで、扇動する目的はない」と主張した。 そして、韓国に向けて「拡声器放送での挑発を再開するという敵対的な行為を公式化し、対立構造を引き続き作りだしている」とし、「韓国の分別ない幼稚な行為を強く非難する」と述べた。 さらに「これ以上の対立を引き起こす危険な行為をすぐに停止し、反省するよう厳重に警告する」と付け加えた。 一方、金副部長はこの日の談話で「新たな対抗措置」に言及したが、具体的な内容は特に伝えられなかった。
  • ロッテ百貨店サムスン「Galaxy AI」通訳サービス導入、外国人旅行者とのコミュニケーションが進化 サムスン電子は10日、韓国のロッテ百貨店及びロッテアウトレットで「Galaxy AI」を活用した通訳サービスを今月11日から来月10日まで提供すると発表した。 サムスン電子は、ロッテ百貨店及びロッテアウトレットと協力し、外国人客により便利なショッピング体験を提供するため、Galaxy S24シリーズを活用した通訳サービスを準備した。 通訳サービスは、外国人が頻繁に訪れるロッテ百貨店本店・蚕室店(チャムシル店)・釜山本店およびロッテアウトレットソウル駅店・東釜山店・義王店(ウィワン店)など全国6店舗で運営される。 サービスを利用希望者は、各店舗の△案内デスク △Tax Refund窓口 △グローバルコンシェルジュなどを訪れれば利用できる。 GalaxyS24シリーズは、英語、中国語、日本語、ドイツ語、アラビア語、インドネシア語、ロシア語など合計16言語の通訳可能だ。 サムスン電子の関係者は、「ロッテ百貨店とアウトレットを訪れる外国人旅行者に快適なショッピングを提供するために、『Galaxy AI』を活用した通訳サービスを準備した」と述べ、「これからも日常を革新変化させる『Galaxy AI』の体験を提供できるよう、さまざまな連携を拡大・継続していく予定だ」と語った。
  • 現代の働き方変化が必要?会社員の過半数が回答、適切な残業時間「1日2時間まで」 韓国の会社員半数以上が、残業時間は、1日最大2時間が適度だと回答したことが明らかになった。 社団法人「職場パワハラ119」が、10日に世論調査専門機関グローバルリサーチに依頼した「超過勤務現状および最大労働時間の上限」をテーマにした調査結果によれば、会社員の半数以上(53.6%)が1日の最大残業時間の上限を設ける場合、2時間が適切だと回答した。この調査は、今年の2月2日から同月13日まで、19歳以上の会社員1,000人を対象に行われた。 会社員10人中4人(42.5%)は、残業を含む週の最大労働時間の上限を、現況の52時間から48時間に減らすべきだと回答した。 また、10人中8人(77.7%)は、週の最大労働時間を現状維持または、現状より減らすべきだと考えていることが明らかになった。会社員の36.3%は、現在の職場で早出出勤、残業、週末出勤などの超過勤務をしていた。 この超過勤務を経験した人々の中で、4人中1人が週に12時間以上の超過勤務をしていることが調査で分かった。正規雇用労働者(23.1%)よりも非正規雇用労働者(30.6%)は、残業時間の上限である12時間を超える超過勤務をしている人々が多いことも分かった。 「職場パワハラ119」は、「22代国会では、21代国会の後を継がないようにすべきだ」とし「全面的な包括賃金契約の禁止、1週間における残業時間上限の短縮、1日の残業時間上限の設定など、長時間労働を根絶するための法案を早急にまとめなければならない」と強調した。
  • 韓国とイスラエルの技術融合が生み出す革新、次世代3Dリチウム負極シートの開発に成功 韓国の新素材メーカー・ILサイエンス(IL SCIENCE)がイスラエルのアディオニクス(Addionics)と共同で3次元(3D)リチウム負極シートを開発した。 10日、ILサイエンスによると、このリチウム負極シートは、アディオニクスとの共同開発のための昨年3月覚書(MOU)を結んだ後、初の成果である。 リチウム金属負極は、現存する負極材料の中で、最高のエネルギー密度を持つことで知られている。これを利用すると、高エネルギー密度の高性能負極の実現が可能だ。しかし、リチウムデンドライトに起因する不安定性により、商用化が困難である。最近、全固体電池への関心が高まるにつれて、これに適した高安定性のリチウム金属負極の必要性が増している。 アディオニクスの関係者は、「ILサイエンスと、今回開発した3Dリチウム負極シートは、△3D電流集電体最適化技術 △リチウム親和性表面処理技術 △リチウム含浸工程技術 △デンドライト抑制のための保護層技術などを集約させたものだ」とし、「一般的なリチウム箔シートに比べて優れた安定性を示した」と述べた。 そして、「3Dリチウム負極シートを適用すると、充・放電進行時に均一なリチウム析出誘導およびデンドライト抑制が可能であり、二次電池エネルギー密度の増加とサイクル性能の向上、リチウム・集電体原材料の最小化が可能になる」と付け加えた。 この技術は、アディオニクスと「2024韓・イスラエル共同技術開発事業」の遂行を通じて、量産化まで行われる予定である。両社以外にも、韓国の嘉泉(カチョン)大学の新素材工学科のユン・ヨンス教授チームとイスラエルの主要大学がプロジェクトに参加する。 ILサイエンスは、嘉泉大学から二次電池の核心技術特許である「全固体薄膜電池の製造方法」、「負極の製造方法及びこれを利用して製造された負極」など、合計8種の特許を譲り受けた。特許技術を基に、金属リチウムベースの負極革新材料と全固体電池システムの核心技術を共同で研究、開発している。 ILサイエンスの関係者は、「嘉泉大学との産学協力を通じて昨年、バッテリーR&Dセンターを設立し、『高安定性リチウム金属3D負極シート』の開発と商用化に力を注いでいる」とし、「産学連携が主軸となった多くの関係者との協力を通じて、速やかに量産と商用化に取り組む計画だ」と述べた。
  • 韓国の子供たちに迫る健康危機、肥満率と精神健康に警鐘 韓国の保健福祉部、18歳未満を対象とした「子供の総合現況調査」の結果を発表 精神健康における高危険群が増加… 深刻な鬱状態を経験した子供は全体の4.9% 昨年、韓国の9〜17歳の子供の肥満率が5年前に比べて4倍以上に高くなったという調査結果が出た。また、子供の精神健康は全体的に良くなったものの、多くのストレスを経験したと答えた高危険群の子供はむしろ増えた。 6日、厚生労働省に該当する韓国の保健福祉部は、昨年9〜12月に全国の18歳未満の子供を育てる5753世帯を訪問して行った「2023子供の総合現況調査」の結果を公開し、上述の結果が明らかにした。この調査は2018年以降5年ぶりに行われ、調査結果は子供政策の基礎資料として活用される。 保健福祉部によると、調査対象の9〜17歳の子供の肥満率は2023年14.3%で、2018年の3.4%に比べ4倍以上高くなった。子供が平日に座っている時間は2018年の524分から、2023年には636分に増え、一日の睡眠時間は8.3時間から7.9時間に減った。これらの身体活動と睡眠時間の減少が肥満率の増加に影響を及ぼした可能性があると保健福祉部は分析した。 子供の精神健康は、全体的に改善したが、精神健康の高危険群は増えた。9〜17歳の子供を対象にストレス認知度を調査した結果、2023年基準でストレスが少ないか無いと答えた子供は43.2%で、2018年の34.5%より8.7ポイント増加した。子供の憂うつや不安の度合いは1.77点(最大26点)で、2018年(1.88点)より0.11減った。 しかし、その中でもストレスが非常に多いと答えた9〜17歳の子供は1.2%で、2018年の0.9%より増えたことがわかった。過去12ヶ月間に2週間連続で日常生活ができないほどの鬱(うつ)状態を経験した子供は4.9%だった。自殺を考えた子供は2.0%で、2018年の1.3%より0.7ポイント上昇した。主なストレス要因として(複数回答)宿題と試験(64.3%)、成績(34.0%)、進学や就職に対するプレッシャー(29.9%)、親との衝突(29.7%)などが挙げられた。 生活満足度などの指標では上昇傾向が見られた。昨年の子供の生活満足度は、満点10点中7.14点で、2013年6.10点、2018年6.57点と比べて継続的に改善した。 0〜5歳の子供の発達は全ての分野で指標が改善した。認知発達は満点3点で2023年2.46点(2018年2.23点)、言語発達は2.40点(2.25点)で5年前より良くなった。今回初めて調査した社会性発達は2.35点を記録した。
  • 「ソン・フンミンだけが光っていた」かつての恩師?クリンスマンが今季のトッテナムを分析 AFCアジアカップ カタール2023の準決勝敗退後にサッカー韓国代表チームを解任されたユルゲン・クリンスマン前監督が、2023-2024シーズンのトッテナムではソン・フンミンだけが目立っていたと話し、トッテナムは来シーズンに向け戦力を強化するべきだとアドバイスした。 トッテナムは、4日(現地時間)公式サイトを通じて、スポーツ専門メディア「ESPN」の番組に出演したクリンスマン氏のトッテナムに対する分析を紹介した。 クリンスマン氏は、トッテナムは今夏の移籍市場でゴールキーパーを除く全てのポジションに選手を補強すべきだと話した。 彼は「ゴールキーパーではグリエルモ・ビカーリオがシーズンを通じて素晴らしいプレーを見せたがディフェンダーと守備的ミッドフィールダーを含めすべてのポジションに補強が必要だ」とし、「ストライカーもあと1人か2人は必要だ」と説明した。 さらに、「補強によってチームのシーズン合計得点数は15ゴールは増えるだろう」とし、「今シーズンはソン・フンミンが1人で攻撃面を解決し、デヤン・クルセフスキーもそれなりに活躍したが、他の選手たちは期待には応えられなかった」と付け加えた。 トッテナムは、20勝6分12敗、勝点66の5位で今シーズンのイングランド・プレミアリーグを終えた。キャプテンのソン・フンミンは17ゴール10アシストを記録した。ゴールランキングでは8位、アシストランキングでは3位タイに名を連ねた。
  • 海外での薬物利用に警告、薬物合法国での危険な誤解 大麻などの薬物を、合法とする国で利用したとしても、韓国国籍の者が韓国内に帰国時必ず罰せられる。 韓国法務省は27日、海外に出国する国民が薬物合法国で薬物を利用することがないよう、「海外薬物利用防止キャンペーン」を実施すると発表した。 韓国の国民が大麻合法国で大麻などの薬物を吸引または摂取した場合、帰国時に国内法により罰せられるという内容を含む映像とポスターが製作され配布される予定だ。広告物は来月1日から仁川国際空港の出国ゲート、空港に向かう高速道路などの屋外広告と法務省の公式SNSでも公開される。 法務省によれば、韓国の国民が薬物合法国で大麻などの薬物を吸引または摂取すると、刑法第3条の属人主義の原則に従い韓国の刑法が適用され罰せられることになる。 法務省は、「多くの我が国民が訪れる国の中で、大麻を合法とする国が増えているため、該当国では誰でも大麻などの薬物利用が可能だと誤解する事例が発生している」と述べ、「しかし、韓国国籍を持つ者が大麻合法国を訪れ薬物を利用すると、帰国後国内法により厳しく罰せられることになる」と説明した。 一方、日本の大麻取締法には、国外において大麻をみだりに、栽培したり、所持したり、譲り受けたり、譲り渡したりした場合などに罰する規定がある。吸引または摂取の言及はないものの、大麻などの薬物が合法化されている国であっても、利用や所持などに対し細かい規定があり、違反した場合日本よりも重い刑罰を科す国が多く存在する。軽はずみな行動や不注意から、海外で薬物に手を出したり、薬物犯罪に関わってしまうことのないように注意した方が良い。
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