被害者の両親から通報
未成年者誘拐未遂の容疑で調査
性犯罪の前科があり、個人情報が公開されている韓国の30代男が、地元小学校の女児に接触していたことが判明し、女児の保護者の通報により逮捕された。
18日、聯合ニュースの報道によると、京畿道(キョンギド)の烏山(オサン)警察署は、未成年者誘拐未遂容疑でA氏を刑事事件として立件した。
A氏は、16日午後3時頃、自身が住んでいる共同住宅の広場で出会った女児B氏に声をかけ、携帯電話で連絡を取ったという疑いが持たれている。
当時、A氏はB氏から携帯電話を借りてB氏の連絡先を入手し、当日の夜にカカオトークを利用して「僕と友達になってくれないか」というメッセージを送った。
B氏は、A氏から連絡があったことを両親に知らせ、B氏の両親は午後6時30分頃に警察に通報した。
A氏には性犯罪の前科があることが判明した。最近刑務所から釈放されたA氏は、「性犯罪者通告」のウェブサイトで氏名、年齢、写真などの個人情報が公開されている。しかし、位置追跡電子装置(電子監視)装着の対象者ではないという。
警察はA氏に対し、B氏に近づかないよう警告し、また、A氏が携帯電話の提出を拒否したため、裁判所に令状を請求し携帯電話を押収する方針だと明かした。
また、共同住宅内の防犯カメラを精査し、A氏がさらなる犯罪行為に関与した可能性がないか調査する予定である。
警察関係者はメディアに対し、「A氏が携帯電話に1通のメッセージを送信したという事実以外、現時点で犯罪性はないことを確認した」とし、「A氏の前科を考慮し、徹底的に捜査を勧めている。今後、逮捕状の請求や容疑の変更も検討する」と説明した。
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