アニメや漫画、想像の世界の中だけで存在していた空飛ぶ自動車の登場
現在、イーロン・マスク率いるアメリカの宇宙開発企業「Space X」が支援するシリコンバレーのスタートアップ企業「Alef Aeronautics」は、販売価格30万ドルの飛行自動車である「Model A」を開発中にあり、これまでに2,850件以上の事前注文を受けたと明らかにしている。
CEO兼共同創業者であるジミー・デュコフニーは、メディアとのインタビューで、「Model A」の注文を確保するためには、ある程度の保証金が必要だと語り、一般予約は150ドル、供給の優先順位が高いランクに入るためには1,500ドルが必要だということだ。
写真の「Model A」は電気のみで動作し、走行距離は200マイル(約321㎞)、飛行距離は110マイル(約177㎞)と推定されている
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同社のウェブサイトには、「『Model A』のオーナーは、道路を走行している時にいつでも必要に応じて垂直に離陸し、交通渋滞を回避することができる」と説明している紹介文がある。
「Model A」は2022年10月に事前注文を開始し、実際の出荷は2025年の第4四半期に開始される予定だ。昨年の7月に「Alef Aeronautics」は、2億5,000万ドル(約370億円)の事前注文を受けたとも発表した。
「Model A」を事前に注文した2,850人全員が契約を履行した場合、同社は8億5,000万ドル(約1,260億円)以上の売上を現時点で見込んでいる。
また、「Alef Aeronautics」は、飛行自動車ある「Model A」だけでなく、「Model Z」と呼ばれる3万5,000ドル(約520万円)の4人乗りセダンを開発中で、2035年に発売される予定だ。
デュコフニー氏は、「Model A」について「飛行機にとっては小さな一歩だが、自動車にとっては大きな飛躍である」と表現している。
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